学歴コンプレックスの原因と克服する方法

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学歴コンプレックスは学歴が上位な人に対して卑屈になったり、自信が持てず積極的になれなかったりなど、様々な弊害を起こします。

「これではいけない」と思っても学歴コンプレックスは根が深いことが多く、劣等感に苦しみ続ける人も少なくありません。

しかし、学歴が低くてもコンプレックスに感じない人は存在します。そこに克服のヒントが隠されているのです。そこで、学歴コンプレックスの原因と克服方法について解説します。

学歴コンプレックスになってしまう原因4つ

「学歴コンプレックス」と聞くと、無名大学や学歴の低い人が持つイメージがあるかもしれませんね。しかし、実は学歴コンプレックスと学歴は関係ないことも多いのです。

高卒でも学歴コンプレックスがない人もいれば、誰もが知る有名大学卒なのに、学歴コンプレックスを強く感じる人もいます。この差はどこから生まれるのでしょうか。

そこで、まずは学歴コンプレックスになってしまう原因について解説していきましょう。

子供の頃から学歴の大切さを親に言われ続けてきた

学歴コンプレックスとは、一種の価値観です。学歴に大きな価値を見出している人が、自分の学歴に満足できない時、学歴コンプレックスに陥ります。

そして、価値観は自分が知らない内に植え付けられていることも少なくありません。教育熱心な家庭に育った場合、「学歴至上主義」という価値観をいつの間にか刷り込まれていることがあります。

両親や兄弟姉妹が優秀で、「有名大学だけが価値がある」「大学進学以外に選択肢はない」という考えが当たり前の家庭だと、自分がその期待に応える学力がないと悟った時、強い学歴コンプレックスを持ってしまいます。

この原因は、学歴コンプレックスの中でも最も根が深く、簡単に克服できるものではありません。多くの人から「すごい」という大学を出ていたとしても、家族の希望に実力が達していないと本人が思っている限り、抜け出すことが難しいのです。

親が子供の教育に無関心だった

一方、親が子供の教育に無関心だった場合も、学歴コンプレックスに陥りやすくなります。

親が子供の成績に関心がなく、気が付いたら県内でもワースト1を争うような高校しか選択肢がなかった。

そして、当然のように大学受験を諦めてしまった。その時は不満に感じなくても、実は根底に「もっと親が自分の教育に手と金をかけてくれたら」という悔いが残ります。

気が付いた時にはすでに学校の授業が全く理解できない状態。ここから大人の手を借りずに自力で這い上がるのは至難の業。だからこそ、親への不満を心の底で強く感じています。

そして、学歴も社会的地位も高い人を見ると、「自分だって子供の頃の環境が違っていれば…!」と、強い劣等感を持ってしまうのです。

このケースの場合、勉強に対して死に物狂いで努力した経験がありません。そのため、学歴コンプレックスがあると自覚することが難しく、強い劣等感を「学歴が高いからどうしたというのだ」と高学歴や社会に対して攻撃的になります。

その上、「努力しても意味がない」と向上心を持てなくなってしまうのです。学歴コンプレックスがある故に、今の状況に不満があっても、それを認めず努力することを放棄してしまうのです。これは学歴コンプレックスの大きな弊害です。

社会に出て学歴で差別される経験をした

自分の好きな分野を学び、学歴コンプレックスとは無縁だったのに、社会に出ていきなり強い劣等感を持ってしまうことがあります。

就職先に学閥があるなどして、学歴で差別されるという強烈な経験をした場合です。

社会に出ると、学生時代とは違い、好きな人だけと付き合うことは許されません。

様々なタイプの人と接し、複雑な人間関係を構築することになります。その中には、学歴至上主義の人もいるかもしれません。

自分の人柄や仕事への姿勢、実力は評価されず、ただ学歴という一点で価値の低い人材だと酷評を受けるのは、非常に大きなショックを受けることです。

今まで自分が積み上げてきたことを否定された気持ちになり、一気に学歴コンプレックスに陥ってしまいます。

上には上がいるという現実にぶつかった

誰もが認める高学歴でも、学歴コンプレックスに陥ることがあります。

学歴が全ての価値観の基準となっている場合です。勉強を頑張った人が陥りやすい原因でもあります。

彼らにとって、学歴が全てです。自分が最も高学歴だという環境では、学歴コンプレックスがあることに気付きもせず、心穏やかに過ごすことができます。

しかし、能力も学歴も自分より高い人を前にすると、「あの人は自分より高学歴だから追いつけなくても当然」と、早々に努力を放棄しようとしてしまいます。

あるいは「自分だってその大学に行こうと思えば行けたんだ」と不必要に敵視してしまいます。

更には、自覚のないまま学歴コンプレックスに陥っているため、自分の学歴が充分に評価されないことにも強い苛立ちを感じます。

学歴コンプレックスとは、「自分の学歴が低い」ということに劣等感を持つだけではありません。価値観の基準が学歴になっている時点で、学歴コンプレックスなのです。

学歴コンプレックスを克服する方法

学歴コンプレックスを克服する為には、いつの間にか自分の中に植え付けられた「学歴こそ全て」という価値観を払拭する必要があります。

その為には、4つの能力が必要です。

  • 学歴という色眼鏡を外し物事の本質を見抜く考察力
  • 学歴を言い訳にせずまず動こうとする行動力
  • 劣等感を持っても逃げ出さず続ける努力
  • 学歴以外の要素を思い浮かべる想像力

この4つの力を持って、「学歴だけが評価されるわけではない」という経験値を積んでいくしかありません。

長い時間、あるいは強烈な出来事によって植え付けられた学歴という価値観を壊すためには、それを上回る経験を積み重ねるしかないのです。

失敗と成功を繰り返し、時には恥をかきながらも、自分が努力したからこそ感じられる達成感を得る事。これこそが、学歴コンプレックスを克服するただひとつの方法です。

では、具体的にどんなことをすると学歴コンプレックスの克服に繋がるのかを、いくつか紹介していきましょう。

学歴さえあれば解決するのかを考える

学歴コンプレックスがあると、「学歴さえあれば…」という気持ちに支配され、冷静さを失い判断力が鈍ってしまいます。

何か上手くいかないことがあると、全て自分の学歴が原因でだと思ってしまうのです。そして益々学歴コンプレックスが強くなってしまいます。

だから、一度今置かれている自分の状況を、徹底的に客観視することが必要となります。状況が好転しないのは本当に学歴が原因なのか、学歴さえあれば今ある問題がすべて解決するのか、改めて考えてみましょう。

なぜ、今自分がこのような状況に陥っているのかを知るためには、自分と正面から向き合う必要があります。

辛い作業になるかもしれませんね。しかし、コンプレックスを克服する為には、自分から逃げてはいけないのです。

本気で考えた時に気付くことでしょう。学歴さえあれば全てが解決するわけではないということを。

学歴コンプレックスに苦しんでいるのにそこから抜け出せないのは、自分の中で学歴を言い訳にして、不都合なことから逃げているからです。

学歴コンプレックスを隠れ蓑にして、自分の中にあるもっと大きな問題から目を逸らしているのです。

その現実に気付いた時、本気でそこから抜け出したいという気持ちになります。それをバネとして、努力を続けることができるようになるのです。

今いる場所で最大限努力をする

学歴コンプレックスを克服するためには「自分の力で勝ち取った!」という経験が不可欠です。ですので、今いる場所で最大限努力してみましょう。

どうすればもっと仕事の効率を上げられるのか、成果を出せるのかを考え、努力を惜しまず行動するのです。

社会では、「〇〇大学卒だから」という理由ではなく、仕事で成果をどれだけ上げたかが高い評価に繋がります。

数字は裏切らないものです。努力した結果が高い数値となって出れば、学歴とは全く関係ないステージであなたは高く評価されることになります。

学歴とは違う角度で評価される経験を積めば、「学歴だけが全てではない」と実感できることでしょう。

学歴が重視されない世界で成果を出す

成果を出す場所を新たに探すのも、学歴コンプレックスを克服する方法の1つです。

もしも、今の職場に強い学閥があったり、学歴ばかりが重視される環境だったりするのであれば、別の場所で経験値を積んでいきましょう。例えば、こんな方法があります。

  • 難しい資格に挑戦する
  • 自分に趣味を極める
  • SNSなどで自己表現をして「イイネ!」を集める
  • 人格勝負で交友関係を広げる

学歴コンプレックスは、今まで狭い世界でしか生きてこなかったという証拠でもあります。世の中にはたくさんの価値観があり、学歴とは多くの価値観の中の1部分でしかありません。

視野を広げ、学歴が重視されない環境下で勝負してみてください。そこは、実力の世界で過酷かもしれません。

しかし、学歴とは関係ない世界で成果をあげ評価される経験が、あなたの中にある学歴への価値観を壊してくれます。

今から受験をする

学歴コンプレックスを克服しようと努力しても、結局自分の最終学歴への劣等感から抜け出せないというケースもあります。

価値観を変えるのは簡単な事ではありません。それが長い月日をかけて植え付けられたものなら尚更です。

この場合、学歴コンプレックスを克服する為には、自分の学歴を塗り替えるしかありません。

現実的な話ではないかもしれませんが、今から受験勉強をやり直し、自分が納得する学歴を手に入れるしかないのです。

学歴ロンダリングという言葉をご存知でしょうか。三流大学出身という自分の学歴に耐えられず、大学院を受験して最終学歴を塗り替えることです。主にマイナスの意味を持って使われる言葉でもあります。

しかし、自分が納得できない状況を打破するために努力することは、自分への投資であり、向上心の表れです。コンプレックスを克服する為に、自分ができる範囲で努力することは、むしろ素晴らしいことです。

どうしても学歴へのこだわりが捨てられないのであれば、受験すれば良いのです。それは簡単な事ではありませんが、そもそもコンプレックスを克服するのは容易な事ではありません。

まとめ

学歴コンプレックスは、「学歴を気にしなようにする」程度のことでは克服できません。そもそも、気にしないようにできる時点で、それはコンプレックスではありません。

なかなか抜け出せないからこそ辛いのです。しかし、自分が行動を起こせばいつだって状況を変えることはできます。

そのことを信じて、まずは学歴コンプレックスを克服する為に行動を起こしてみてください。行動なくして、状況は変えられないのですから。

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