判断力がない人の原因と判断力をつけるための6つの方法

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「何をするにもなかなか決められない」

「迷うことが多く決断できない」

こういった悩みを持つ方は案外多いのではないでしょうか。もしくは「そういった性分なのよね」と軽く考え、判断力について深く考えたことがない人もいるかもしれません。

けれども、人生は判断の連続です。朝起きて、朝食は何にしようか、傘を持って出かけようか、という何気ないことから始まり、人生のすべては判断と選択の積み重ねによって織り成されているといって良いでしょう。

そういった意味からも「判断力」は、人生を大きく左右する大切なキーワードになります。それでは、判断力を味方につけるにはどうしたら良いでしょうか。その方法についてご紹介します。

判断力がない人に見られる4つの原因

うまくいかない事の裏側には必ず原因があります。まずは判断力がない人に見られる4つのタイプを説明します。

依存症の傾向がある

判断力がない人に多いのは、いわゆる「おまかせ」タイプです。何かを決める時は親に決めてもらう、誰々が言っていたからこうする、といったタイプで、会議などで積極的に発言することも、もちろんありません。

基本的に自分の考えがなく、「どちらでも良いです」というセリフもよく聞かれます。こういった人は、子供の頃は手のかからない良い子だったかもしれませんが、人に頼る傾向が強いため、判断力は乏しいです。

そして、うまくいかないと「あの人がこういったから、こうしたのに・・」と人のせいにしてしまうことも、よく見受けられます。

自分の価値観をもっていない

このタイプも依存症と似た部分を持っており、常に世間一般や人に合わせるタイプで、世の中の風潮やテレビなど、自分以外のものを基準に行動しています。

何となく波風を立てずに人にうまく迎合していくため、若い頃は何の問題も感じないかもしれません。けれども、自分の信念や価値観を持っていない人は、選択基準がないため、何をするにも迷ったり、また流行りのものにあれこれ手をつけたり、あらゆるものに翻弄される人生になりがちです。

すべてが中途半端

仕事は特に判断の連続です。仮に同期入社の5年目の社員が2人いた場合、同じく5年間の経験があっても2人が同じレベルの判断力があるとは限りません。

1人は新人の頃から、信頼できる先輩の話しや行動を徹底的に観察し、能動的にどんどん仕事を行い、小さな疑問点も放置しない、といった仕事の仕方をする人だったとします。

そして、もう1人は仕事の向上や改善点について考えることもなく、与えられた仕事だけを何となくこなしていたとします。

当然、場数をたくさん踏んで、常に問題意識を持って取り組んでいる前者のほうが、はるかに判断力はついているでしょう。仕事に限らず、どんな事であっても、何となくそれなりに、という意識で物事を行っていては、判断力もついてこないのは当然といえるでしょう。

失敗を回避する気持ちが強い

慎重な人ほど、失敗を避けたい、後から後悔したくない、という気持ちが無意識に働き、なかなか判断できない事が多いものです。事と場合によっては慎重になる必要があるケースもあるでしょうが、一般的に慎重すぎる人は意外に判断力がありません。

そして、どちらを選んでも納得できなかったりします。慎重という仮面をかぶった後ろ向きな思考パターンなのです。判断力にすぐれている人は、ある種の勘のようなものが働いたりしますが、リスクを恐れて天秤にかけることばかりしている人は、勘が働くことはまずないでしょう。

判断力をつけるための6つの方法

それでは、判断力をつけるにはどうしたらよいのでしょうか。具体的に6つの方法をご紹介します。

価値観や優先順位を明確にする

まずは価値観や物事の優先順位を明確にすることです。しっかりと自分軸があって価値観が明確な人は、判断に迷いがありません。

価値観は人それぞれですので、同じ判断を迫られても、人によって選ぶ答えはまったく変わってきます。

例えば、家賃は支出の中でも大きなウエイトを占めているので、家賃は最小限にすべきだ、という人は多いでしょう。

一方で、住まいこそ大切、どれだけ家賃にお金をかけても心地よい空間で過ごしたい、その代わり娯楽も洋服にもまったく興味ない、という人もいます。

価値観や信念を持っている人は、いちいち周りに左右されることがなく、時には流行と逆行するようなことをしたり、10人中10人に反対されても貫き通す強さがあります。

だからといって独りよがりだったり、自分だけが正しいと勘違いしている人はただの自己中です。本当の意味で自分の信念、価値観を持っている人は、他人の価値観も尊重することができて、常に固定概念に縛られない柔軟な発想ができるのです。

物事に誠心誠意で取り組む

自分の価値観や信念って何だろう・・、そんな明確な価値観を持っていない気がする、という人もいるかもしれませんが、そこで考え込むことはありません。まずは何事も誠心誠意で取り組むことです。

何となく仕事をしている人たちの中に、専業主婦だった人が就職してきた場合、なんとなく仕事を知れている人と主婦とでは、どちらが判断力を持っているでしょうか。

もちろん職種にもよりますが、ある程度慣れてくると、専業主婦だった人のほうがはるかに判断力にすぐれている、という場合があります。

家事全般に子育に、また地域活動に、と全力投球してきた人は、人生の経験値も圧倒的に多く、自ずと判断力が身についているのです。こうして培われた判断力は、別のフィールドであっても十分発揮するものです。

また同じ主婦であっても、義務感で料理を作っていたり、レシピに頼って料理を作っていては、なかなか料理も判断力も身に付きません。美味しい料理を作ろうという意識を持って、自分の目と感覚をしっかりとフルに使って料理に取り組むことで、微妙な茹で加減、仕上がりの時間などの判断力が身につくのです。

どんな事でも誠心誠意で取り組むことで、判断力は自然についていきます。また、一生懸命という気持ちを持っている人は、さまざまな気づきをキャッチしますので、そこからまた更に判断力がついてくるでしょう。

とにかく行動する

成功者といわれる人は、とにかく決断が早いです。圧倒的に経験値が多いため、判断に時間がかからないという事は大きいでしょう。

またそれだけではなく、常に問題を引き延ばしせず、即決するということを自ら課しているのです。悩むことはエネルギーを使います。

エネルギーと時間を無駄に使うよりも次々と判断して、とにかく行動することが良い流れに繋がります。その流れを止めることなく、数をこなして経験を積み重ねることで判断力もついていきます。

今は大きな判断にせまられていない人でも、例えばスーパーでの買い物で、買うもの1つ1つを即決してかごに入れていく、というのも判断力をつける1つの方法です。

もちろん、やみくもにかごに入れるのではなく、本当に必要なものか、栄養バランスは考えられているか、予算内か、などを瞬時に判定した上での選択です。

まずはどんどん行動していきましょう。即決→行動→即決→行動という癖をつけていくことで、思考パターンや行動は確実に変わっていくでしょう。

そしてこれも大変重要なことですが、判断において、実はある意味どちらの選択であっても良いのです。正しい選択をしたから成功するのではなく、一旦決断した後はもう「どうしたらこれを達成できるか」ということだけを考えて全力を注ぐのです。

失敗を恐れない

リスクを気にしてばかりいては、そこから何も生まれません。とにかく行動し、決めたことには全力投球するという事で、ほとんどは良い方向へ働きます。

全力を注いだことで後悔も生まれにくいでしょう。しかしながら、そうやって取り組んだ事でも時にはうまくいかない事はあります。

この時「もう一方を選んでいたら・・」という、感情は何の役にも立ちません。どんな結果になってもそこから学びを得て、リカバリーしていくことが大切です。そこでまた新たな経験と力をつけることもできます。

人生に無駄はありません。判断に正解を求めず、失敗も恐れず、決めたことにあらゆる智慧と行動を駆使して取り組んでいくこそが大切なことなのです。

心地よい気持ちを大切にする

経験を積むことは大切ですが、判断するにあたって誰にでもすぐに実行できることがあります。それは自分の感覚を信じることです。

例えば、理屈ではなく「何か引っかかるな」という感情が湧き出てくることがあります。それでもこちらを選択したい、という強い意志があれば別ですが、やはり何か引っかかるものを感じる物は、選択しても後悔することが多いはずです。

それとは逆に、心地よい感情や、何か気持ちが乗る、と感じるものは、選択してよかった、また時として、人生の中でキーポイントになったということもあります。人は損得勘定しやすいものですが、損得勘定抜きに共感できる、心地よいという感覚は、大切です。

睡眠や休養をしっかりとる

疲れている時、眠たい時には、何も考えたくない、思考がぐるぐる回って整理できない、という事は誰にでもあるでしょう。また夜に、ぐたぐた考えていたことが、朝になるとすっきりしていることも多いはずです。

判断する時の脳が疲労しては、判断力も鈍りますが、心身共に元気な時は、頭も冴えて、スピーディーに良い判断ができるものです。疲れた頭であれこれ考えるよりも、十分睡眠や休息をとって考えたほうが得策というものです。

まとめ

判断力が身につくと無駄がなくなってきます。判断力はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは選択したものとどう向き合い行動していくか、ということです。

判断力を身につける土台となるのは、日々の生活です。家事に仕事に、真剣に取り組むことが、遠回りに見えて実は確実な近道となるでしょう。

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