「自分がない」原因とブレない自分を作る4つの方法

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生きていると自分がないなぁと感じることもあると思います。また、人から「自分がないよね」と言われると、とっても自信を喪失してしまいますよね。

そもそも「自分がない」というのは一体どういうことなのでしょう。この記事ではブレない自分を作るための方法について、心理学的なアプローチを踏まえて紹介します。

自分がいったい何者かわからない私たち

そもそも「自分がない」とはどういう意味なのでしょうか。自分がないと言われて私たちが想像するのはこのようなイメージです。

  • 自分の「意見」がない
  • 自分に「自信」がない
  • 自分の「信念」がない

相手の意見にそのまま流されてしまったり、困難に遭遇するとすぐに諦めてしまったりした時に言われることが多いのではないでしょうか。

つまり、自分がないとは「人生における判断や行動を自分ではなく相手任せにしている」ということです。

近年の自己啓発書では「自分主体」で考えるというテーマの本が多く発行されていますが、これは「他者主体」、つまり「自分がない人」が多いからこそ自分主体で物事に取り組むことが大事と言われているのです。

 自分がない人の原因

自分で物事を決めれず、他人任せにしてしまう人の背景には「どうせ自分なんか」という気持ちがあります。これは心理学的に言うと「自己肯定感が低い状態」です。

自己肯定感とは

自己肯定感(Self-Esteem)とは心理学用語で「自分自身を価値ある者だと感じる感覚」です。かつては児童心理学の分野でよく使われていた言葉ですが、近年ではビジネスの世界でも重要視されています。

「自分自身を価値ある者だと感じる感覚」というのは決して「私は誰よりも優れているんだ!」といったようなナルシズムにではありません。

長所も短所も含めて、自分のありのままを受け入れた上で自分は生きていていいと感じる感覚というのが正しいです。

 自己肯定感が低いとどうなるの?

結論から言うと「自分がない人」になります。

自分自身が無価値な人間だと感じてしまうことで自分の意見や信念を持ちづらくなってしまったり、ありのままの自分を肯定できないから、他人より優れているか劣っているかでしか自分の価値を判断できなくなります。

自信満々に見えても、一部の人からの批判によって狼狽し、攻撃的になってしまうような人も実はこの自己肯定感が不安定かつ低いです。

自己肯定感が低い原因

自己肯定感が低いことによって「自分がない人」となってしまいます。自分がない人は、自己肯定感がないことが原因なのです。

では、自己肯定感が低くなってしまう原因は何なのでしょうか。多くは以下のようなことが理由です。

  • 過去の失敗体験
  • 幼少期のいじめ・虐待
  • 受験勉強や就職活動、出世レースなど人との過度な競争

このような過去の経験によって自己肯定感を低くする癖がついてしまっています。これらのマイナスな経験から出来上がった物事の捉え方のクセを取り除くことが自己肯定感を高めるためには大切です。

自分がない!を脱却する方法

自己肯定感を高めて、自分がないという状況を脱却する方法を4つ紹介します。

認知行動療法

認知行動療法とはうつ病や発達障害などの治療にも使われる心理療法の一つです。自分のストレスを貯めやすい認知のクセを把握し、それを合理的なものへと修正していく方法です。

具体的には4つのステップに分かれています。

  1. ストレスを受けた出来事を客観視する
  2. その時に思ったことを書き出す
  3. それに対する反証を書き出す
  4. 反証を踏まえた上で合理的な考え方を書き出す

具体的な例をあげてみましょう。

  1. 友人と旅行の計画を立てている時、自分の意見を言えず、相手の言うがままになってしまった
  2. 自分が行きたいところを言っても否定されるのではないか。いつだって自分の意見は周りから否定されてきたのだから。
  3. これまでに自分の意見を聞いてくれた人もいる。何か言われる前から取り越し苦労をしている。やってみなければわからない。そもそも自分の意見が否定されたからといって、それがすぐに自分の否定につながるわけではない。
  4. 自分の意見を言ってみるだけ言ってみてもいいのではないか。それで自分に被害が及ぶわけではない。

嫌なことを振り返る時に、紙にこの4つのステップを書き出してみましょう。自分がマイナス思考になっている時、自然に合理的な考えに修正できるようになります。

マインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想とは「今ここにある自分の状態に目を向ける瞑想」です。これにはリラクゼーション効果があり、心理療法の現場で使われています。

椅子に楽な状態で座り、目を閉じて呼吸に集中してください。空気が鼻からお腹の中へ入ってくる感覚を味わいましょう。

とはいっても無心になることは中々難しく、さまざまな考えが浮かび上がってきます。今日のご飯のことや上司から怒られたこと、さまざまな雑念にとらわれそうになることでしょう。

しかし、そこで「瞑想すらできない自分はダメな人間だ」と思わないでください。「嫌なことを考えている自分がいる」という風に雑念にとらわれている自分を客観視しましょう。

そうすることで、自分の欠点や短所にいい悪いの価値判断を含むことなくありのままに受け入れる訓練になります。

小さな成功体験を見つける

上記二つは自分の短所や嫌なところをなくすための訓練。いわばマイナスの状態にある自己肯定感をゼロに戻すためのものでしたが、この方法はゼロをプラスにするための方法です。

自己肯定感を高めるためには成功体験が必要です。といってもプロジェクトを成功に導いた、難しい試験に合格したといった大それたものである必要はありません。

ほんのささいな成功体験で構わないので1日の終わりに振り返ってみましょう。

  • 朝起きてカーテンを開けることができた
  • 友人からのメールをすぐに返すことができた

このように小さな成功体験でも積み重ねていくことで自己肯定感が高まります。どんなことでもいいので手帳に毎晩、「今日できたこと」を3つ書き出すようにしてみましょう。

続けていくにつれ「自分でもこんなことができるんだ」と言う気持ちになり、自身がついてきます。

好きなことを見つける

自己肯定感が低下する要因には過度な競争もあります。受験や就活など私たちは常に回りと比べながら生きてきました。

確かに競争することによって社会は発展してきましたが、一方で他人との上下関係の中でしか自分の価値を見出せなくなってしまっているのではないでしょうか。

自分を肯定するためには人と比べず、自分が没頭できるものを探してみてください。ジョギングや絵を描くこと、なんでも構いません。

自分の好きなことを取り組むことは、自分の心を大切にすることに繋がり、自己肯定感を高めることになります。

まとめ

これまで減点法で育てられてきた私たちはどうしても自分のマイナスの点に目が行きがちです。その結果、相手の顔色をうかがいながら行動する「自分がない」人間になってしまいます。

大切なのはどんなことでもいいので成功体験にスポットを当て、自分のいいところも悪いところも客観的に見つめられるようになることです。

今回紹介した方法はどれも、ありのままの自分を受け入れるために有効な方法。

やり始めてすぐに変化がみられるということはありませんが、続けていくことでだんだんと自己肯定感が高まり、ブレない自分が作られていきますのでぜひ実践してみてください。

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