ママ友カーストの格付け基準とママ友カーストからの逃げ方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ママ友社会について語るのに、「ママカースト」という言葉が使われるようになって久しくたちます。皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。

ママカーストはいってみれば、ママ版格付けランキング。避けるに越したことはありません。

ママカーストの格付け基準と逃げ方のヒントをご紹介します。

カーストって何?

ママカーストについて取り上げる前に、「カースト」という言葉がもつ本来の意味をご紹介しましょう。もともと「カースト」とはインドで生まれた身分制度のことです。

その歴史は古く、紀元前までさかのぼります。上から司祭(バラモン)、王侯と戦士(クシャトリヤ)、商人(バイシャ)、シュードラ(隷属民)と4つの階級に身分を分けることができます。

そしてこの4つ以外の身分の人は人間扱いされない者(アチュート)とされています。この身分は生まれながらに決まっており、本人の意思や努力では変えられません。

仕事も結婚も身分によって決められます。生まれながらにして社会的な身分が決まっているのです。

インド憲法ではカーストによる差別を禁止してはいますが、日常生活のあらゆる場面で差別が残されています。

ママ友カーストの格付け基準

インドでは出自によって決められていたカーストですが、ママ友社会におけるカーストとはなんでしょうか。

本来のカーストとは異なり、ママ友カーストではいくつもの要素が複雑に絡み合い、独自の順位付けを生み出しています。

しかもインドのカーストとは違い、その順位は流動的です。昨日まで上位にランク付けされていた人が、今日突然下位に位置づけられることもあります。

ここではママ友カーストの優劣を決める要素をご紹介します。

パートナーの学歴・職業・年収

パートナーの学歴や職業はママカーストの大切な要素です。学歴はそのまま職業に影響します。

とくに医師や弁護士、官僚といった職業の場合、おのずと学校が限られます。そして職業はそのまま年収というシビアな現実につながります。

ここでは寛容であったり、努力家であったり、子煩悩であるというパートナーの人柄はまったく関係ありません。

本来、女性の多くがパートナーを選ぶ際に人柄を重視しているのですが、ママカーストにおいてはまったく無視されてしまいます。

 子供の成績・学校

ママ社会について語る場合、子供の存在を無視できません。子供の成績もまた、ママカーストを決める際の要素になります。

成績の善し悪しは当然ですが、習い事もママ友カーストの要素としてあげられます。たとえばスイミングなら、級やクラスではっきり順位がわかります。

それ以外のスポーツならレギュラーか補欠かが格付け要素になります。バレエのような芸術系の習い事であっても、発表会の役やポジションが大切です。

子供についていえば、受験をする・しないもママカーストに関係します。受験をするならするで、どの塾に通っているのか、塾での成績はどうかといったことも関係します。

さらに受験後はどの学校に通うかも重要です。

 ママ自身の学歴・職業・年収・見た目

ママカーストは、ママ自身よりもパートナーや子供が優先してランキング要素になるのが特徴です。しかし、ママ自身が完全に無関係でもありません。

学歴やそこからつながる職業や年収も大切な要素です。ママ社会の場合、専業主婦か共働きかで立場が変わってきます。

専業主婦の場合、パートナーが経済的に豊かで働く必要がない専業主婦なのか、単に仕事をしていないだけなのかでも違います。

働いてもキャリアを積んでいる正社員か、パートタイムかでも違ってきます。職業も、それに伴う年収もママ友カーストに影響します。

ママ自身の格付けの場合、「見た目」も大切な要素です。見た目を「ファッションの好み」と言い換えても構いません。

スカートスタイルかパンツスタイルかといったファッションスタイルはもちろんですが、カジュアルな服装で過ごしても大丈夫なのか、シックな服装をしなくてはいけない職業なのかもポイントです。

ほかにもブランドものを日常使いできるかなど、「見た目」でわかりやすく判別されてしまいます。

住まい・車

ママカーストの要素として無視できないのが、住まいです。住んでいるエリアに始まり、賃貸なのか持家なのかも重要視されます。

マンションか戸建てかも関係するうえに、マンションの場合は上層階か下層階かも影響します。車はわかりやすいママ友カースト要素です。

より高級な車に乗っているほどママ友カーストでは上位にランク付けされます。

ママ友カーストはこんな場所で発生する

幼稚園や保育園、小学校や塾…子供がいてママが出入りするあらゆる場所にママ友カーストは存在しています。考えられるシチュエーションをあげてみましょう。

  • 育児サークル(ママサークル)
  • 幼稚園・保育園
  • 習い事(スポーツ少年団を含む)
  • 学習塾(小学校受験のための幼児教室も含む)
  • 小学校

このようにママ友カーストは、ママや子供が関係するあらゆる集団に及んでいます。もちろん、多くの人がママカーストを意識せずに暮らしています。

人に上下はない、大切なのは人柄だと考える人は数多くいます。ただ、残念ながらそういった人ばかりではありません。

あなたからいろいろな要素を聞きだし、順位付けにエネルギーを注ぐ人もいます。ママ集団は子供を通じて偶然出会った人の集まりですから、メンバーを選べません。

そのような格付け好きな人に出会ってしまったら、上手に距離をとることをおすすめします。

こんな質問は要注意!格付け好きの人がする質問

ママカーストに巻き込まれないためには、格付けを楽しむ人から逃げるのが手っ取り早い方法です。以下にそのような人が好む質問をあげてみます。

長くおつきあいするうちに会話の流れで自然とこれらの質問がかわされることもあります。

しかし格付け好きの人はあいさつ程度のおつきあいであっても、唐突にこれらの質問をする傾向があります。

自己紹介したばかりなのに、これらの質問をしてくる人には要注意です。質問されたら速やかに退散することをおすすめします。

お住まいはどちら?

住所は極めてプライベートな内容です。詮索好きな人はさらに「マンションなのか、戸建てなのか」「賃貸なのか、持家なのか」「何階に住んでいるのか」など具体的に聞きたがります。

 お仕事はされているの?

これは言い方を換えれば「専業主婦なのか、兼業主婦なのか」という質問です。

さらに専業なら「ご主人の収入はどのくらいなのか」という質問が続きますし、兼業なら「あなたの職業や雇用形態はどうなのか」さらに「収入はどのくらいか」といった具体的な質問へ移行する可能性があります。

早々に話を切り上げましょう。

ご主人はどちらにお勤めなの?

これも収入チェックのための質問です。勤め先(自営の場合は経営している会社名)は収入に加え、社会的ステイタスを気にする人には知りたくてたまらない内容です。

どちらの学校を出ていらっしゃるの?

成績を気にする人は、学歴をストレートに尋ねてきます。親の学歴は子供の成績と無関係ではないと考えているからです。

また親の学歴は、教育意識や受験の有無などを左右しやすいものです。相手の子育て方針をチェックしたがる人は、出会って早々にこの質問をするでしょう。

また、学歴は同時に職業や収入を推測できる質問です。この質問をされたら、バックグラウンドをチェックしたがる人だと思って間違いないでしょう。

お子さんの習い事・塾は?

子供の習い事は安価ではありません。複数の習い事を掛け持ちすれば、それだけ支出が増えます。

いくつもの習い事をやっているだけで生活にゆとりがあるのだな、と推定されてしまいます。塾も同様です。

塾の場合は子供の成績に直結する分、知られてしまうと面倒です。

ママ友カーストからの逃げ方

格付け好きの人からの質問がわかったところで、そのかわし方を指南しましょう。ストレートに応えるのは、相手に「美味しいエサ」を与えるのと同じしょくです。

その後が面倒なので、上手に次に続かない対応をしましょう。かわすといっても無視は禁物です。

無視は相手の「お高くとまっている」という反感をかうだけです。無視はせず、かといって答えになっていない回答がベストです。

職業に関する質問には

基本的に大まかに答えることをおすすめします。大まかな返答とは、「メーカー関係です」「人と会うのがお仕事なの」といったようなザックリとした回答です。

職種をザックリでも構いませんが、「東京で勤めています」「市内で」というように場所をザックリ答えるのもよいでしょう。「医師です」「公務員です」といった具体的な答えは避けましょう。

また具体的ではありませんが、「医療系」「法律系」といった職業を簡単に連想できる答え方も避けたほうがよいですね。一言答えたら、素早く立ち去るのもポイントです。

学歴・学校に関する質問には

「〇〇系」と答えることをおすすめします。「文系なの」「理系です」といった答え方です。

最終学歴は関係なく、自分が得意だったこと不得手だったことで対応するのもよいでしょう。「理系科目が苦手で文系人間よ」という答え方が例としてあげられます。

「よく知られていない学校なのよ」「お恥ずかしいわ」と少しだけ自分を下に答えて立ち去るという方法もあります。あえて出身地で返答するという裏ワザもあります。

間違っても「あなたは?」と質問に質問で答えることは避けましょう。相手が具体的に返答してきた場合、「わたしが教えたのだから、あなたも教えてくれるわよね」と切り返される可能性が高いからです。

あなたの返答に関する相手の反応を待たずに離れるのがコツです。

グループを見て判断

見た目で人を判断してはいけないと昔から言いますが、ママ集団において見た目はかなり大切な要素です。

同じような雰囲気のファッションの人がグループをつくっている場合、その中の一人だけが格付け好きということは稀です。

親しいおつきあいをしているグループは、ママ友に限らず趣味や嗜好が似ているものです。

あなたに不躾な質問をしてくる人がいたら、その人が所属するグループや団体を丸ごと避けるとよいでしょう。

このとき避ける以外の行為をしないのもポイントです。第三者に「あの人たちって…」とウワサをしたり、グループについて詳細を聞き回ったりするのはやめましょう。

ママ友カーストに巻き込まれてしまったら

ママ友カーストに巻き込まれないように意識して行動するヒントを得られたことでしょう。

しかし人間関係は複雑なので、避けていても巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。

ママ友カーストに巻き込まれてしまった場合の行動を2つご紹介しましょう。

独自のママ友カーストをつくって心を離す

ママ友カーストに巻き込まれてしまい、どこかにランク付けされてしまうと、ついそれについて考えてしまうかもしれません。

「あの人は上、あの人は下」という思考を抱いてしまったら、急いでその考えを手放してしまいましょう。

そうはいっても気になってしまうという反論が聞こえそうですね。そんなときは、あなた自身が「独自のママ友カースト」を脳内でつくりあげることをおすすめします。

ポイントは「独自」と「脳内」。そして自分を蚊帳の外におくことです。

オリジナルのカーストとしておすすめなのは、早口の人ランキングや持ち物が多い人ランキング、口の大きさランキング。どれも決して人を傷つけるようなものではありません。

しかし、その場にいるママ全員をランキングしようとしたら、それに思考が支配されるのではないでしょうか。

あなたを格付けした人たちから離れた場所でボンヤリしている顔をしつつ、脳内で順位を考えてみてください。

傷つく暇も悩む暇もなくなりますよ。ママ友カーストから心を遠くに飛ばす方法のひとつとしておすすめです。

武器は笑顔と挨拶

あなただけの武器を持つことでママ友カーストから離れましょう。武器とは周囲を攻撃するためのものではありません。

あなた自身が傷ついたり、悩んだりするのを防ぐための防御目的の鎧だと考えてください。ママ友カーストに限らず、ママ社会において最大にして最強の鎧は「笑顔」と「挨拶」です。

あなたは笑顔で挨拶をしてくれる人を悪く言えますか。おそらくできないでしょう。

ママ友カーストを好む人は自分や自身の所属するグループより下の人を探しています。仮にママ友カーストに巻き込まれて下位にランキングされても、笑顔と挨拶を忘れなければ、それ以上に悪く言われたり蔑まれたりはしません。

笑顔と挨拶はあなたを守ってくれる鎧だと心得てください。

まとめ

「ママ友カースト」という言葉が広まり、公園デビューや幼稚園(保育園)デビューをする際に必要以上に考えてしまったり怖がってしまったりしていませんか。

心の在り方と避けるコツさえ知っておけば意外とすんなり過ごせるものです。

あなたを全力で愛してくれる子供のためにも、不必要に怯えずに笑顔のママでいてくださいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。