短気な人から卒業!怒りをコントロールする方法

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誰でもつい、イラッとしてしまう事はあります。怒りの原因が周りの人は気にも留めないレベルのことだったり、自分の身に起こる事のほとんどにイライラしたりしていると「短気」ということになります。

しかし、誰も好きで短気になっている人はいません。できればこんな事で怒ったりしたくない、なのに怒ってしまう…と悩んでいる方がほとんどでしょう。

こちらでは短気がいかに人生に損をもたらすか、そして短気を起こさないためにどういう対策をしたらいいのかを解説いたします。

短気な人は損をしている

日本には「短気は損気」ということわざがあります。また、英語でも似た表現として「Out of temper, out of money.(短気は金欠になる)」という言い回しがあります。日本にとどまらず海外でも、気が短いのは損をするという意識があるのですね。

気が短いということは、頭の中を怒りで占めている時間がかなり多いということです。ひとつの怒りがおさまらない内にまた次の怒りがやって来る事もあるので、怒り以外の感情が入り込む隙がなく、ひどい人だと1日の7割以上イライラし続けていることも。

1日の7割以上イライラしている人が、幸せになれるでしょうか? 1日の7割以上、気分を害してきた人や物事のことを考えて、楽しく過ごせるでしょうか?

何でもかんでもすぐに怒る、そしてその怒りを継続して持ち続けるということは、幸せや喜びをみずから放り捨てているのと同じことなのです。

短気を起こさないための5つの対策

すぐ怒るのが損なんてことは分かっているけど、どうしても怒りが抑えられない! どうしたらいいか分からない! と頭を抱えている人も多いことでしょう。

それでは次は、短気を起こさないための5つの対策についてご説明します。

1. 怒りは小さい内に処理する

短気な人は小さなことですぐ怒って、我慢のきかない奴だ…というのが世間の印象です。しかし実は、自分の心を抑えつけ、人並み以上に我慢している“短気な人”も多いのです。

本当は小さな不満や怒りを感じているのにそれらを抑えつけていると、どんどん無意識のストレスが溜まります。そしてそのストレスを解消するために“怒りをぶつけやすい人”に怒ったり、“怒るほどでもない些細なこと”で溜まったストレスを爆発させたりします。

これがはたから見ていると「そんなことで怒らなくても…短気な人だなあ」という印象になるのです。また、本人も無意識でストレスを溜めているので「こんなしょうもない事で怒ってしまった」と考えます。

職場ではペコペコと頭を下げている人が家に帰ると内弁慶になって怒りを撒き散らしたり、職場ではいつも偉そうにガミガミ怒っている上司が奥さんに頭が上がらなかったり……これらはすべて、別の場所で溜まったストレスを怒りやすい場所で発散しているに過ぎません。

こうなってしまう前に、不満を冷静にきちんと訴えたり、まだ笑い話にできる段階で怒りを人に話したり等、小さな内に解消することが必要です。

2. ストレスを溜めないように過ごす

とにかくストレスを抱えている事は、怒りが起こりやすくなる最大の原因です。上記に書いた「話す」もそうですが、ストレスを溜めないような生活をまずは心がけましょう。

自分にとって気持ちのいいことをするように心がけていれば、無意識のストレスはかなり軽減されます。気負わず、自分にとって簡単なことからすればいいのです。例えば、

  • 美味しいものを食べる
  • 天気のいい日に散歩する
  • 好きな音楽を聴く、テレビ番組や動画を見る
  • 質の良い睡眠をとる
  • ゆっくり湯船につかる

など。ここに挙げたのは一例なので、上記以外にも「自分はこれをしていると気持ちいいな」と思うことがあるはずです。

あなたの“気軽にできる気持ちいいこと”を探して、ぜひやってみて下さい。

3. “怒る”以外の表現方法があると考える

怒る理由は人によって様々ですが、自分の気持ちを表現したい・伝えたい時に“怒る”という方法を取ってしまう人がいます。あなたが抱えている気持ちは、怒ることでしか表現できないものなのでしょうか?

人間は野生動物ではありませんので、自分の不満や不安など様々な気持ちを伝える時に“怒る(威嚇する)”以外の方法をとることが出来るはずです。

  • 言葉を使って冷静に伝える
  • 文字や図を使って現状を整理する
  • 抑えきれない感情を芸術活動にぶつける …など

怒ることでしか自分の気持ちを表現できないのは、未熟な証拠であるという自覚を持ちましょう。そして怒りの感情をパッと表に出しそうになった時、「自分は怒りでしか気持ちを表現できない未熟な人間だ」と心の中で唱えてみて下さい。

最初のうちはその言葉を突き破って、やはり怒りが出てしまいます。その時は散々怒って冷静になった後、もう一度同じ言葉を心の中で唱えましょう。

何度もやっている内に、怒ることしかできない自分が恥ずかしくなり「他の方法はないのか?」と考える余裕が生まれてきます。なぜなら人間は野生動物ではなく、学んで考えて成長することができる生き物だからです。

4. 怒りの対象と冷静に話し合う

怒る以外の表現方法を考えられるようになったら、怒りの対象と冷静に話し合ってみて下さい。自分の気持ちを一方的に言うだけでなく、思いを伝えた後に必ず「あなたはどういう気持ちなのか」を尋ねて下さい。

人は皆それぞれ自分自身の価値観でのみ生きており、すべてがぴったりと重ね合わさる相手など存在しません。まずは相手と自分は違うということを受け入れること。その上で、両者の価値観がすり合わせられる部分を探しましょう。

怒っているだけでは見えなかった相手の気持ちや、新たな解決策が必ず見つかるはずです。

5. 気が合わない相手は宇宙人だと思う

自分が怒り以外の方法を学んで冷静に話し合えるようになったとしても、相手は怒りでしか表現できない場合があります。また、どんなに言葉を尽くしてもまったく分かり合えない人も存在します。

そういう時は「それはそれで、仕方のないことだ」と受け入れましょう。相手につられて怒ってしまったり、相手を説き伏せようと怒ってしまったりすれば、あなたはまた元の短気な自分に戻るだけです。

気が合わない相手に対して怒りが涌き上がりそうになった時は、「たまたま同じ言葉が話せるだけの宇宙人だ」と思ってしまいましょう。外側は同じ見た目をしていても、中身が何か違うものなんだ…と想像するだけで気持ちが落ち着いてきます。

「キツネやタヌキが人間に化けて一生懸命人間のふりをしている」と思えばだんだん可愛らしく見えてくるかも知れません。想像をするだけなら自由です。

ただし、その想像の末に相手をバカにするようになってはいけません。あくまで“別の生き物だ”と思うだけです。

楽しい事や好きな人のために時間を使おう

短気は性格だと思っている人が多いようですが、「すぐ怒る」というのはそれが一番手っ取り早くて楽だから、自分がその方法を選んでいるに過ぎません。人というのは自然にしていると、自分が一番楽なことを選ぶようにできています。

ストレスを溜めないような対策をするのは面倒臭い、自分の気持ちを冷静に順序立てて説明するなんて面倒臭い…そういう人が一番楽な「怒る」を選び、そして人生にとって大きな意味で損をしています。

嫌なことや嫌いな人に腹を立てることは、それらについて考えるために貴重な時間を費やしているということです。そんな時間はさっさと捨ててしまって、もっと有意義なことに多くの時間を使いたいと思いませんか?

あなたが少し気をつけるだけで、あなたの時間は楽しい事や好きな人でたくさん満たされるようになります。「短気な性格は治らない」などと諦めず、ぜひ出来ることからチャレンジしてみて下さいね。

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