やる気が起きない原因と対処法(家事・仕事・対人関係)

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仕事やプライベートに関わらず、現代人は沢山のやるべきこと・やりたいことを抱えています。それを順調にこなしていければいいのですが、「どうしてもやる気が起きない!」と悩んでいませんか?

なぜやる気が出ないかの原因を考え、家事・仕事・対人関係3つのジャンルで「やる気が起きない時にどうすればいいか」を解説します。

なぜやる気が出ないのか

基本的にやる気が起きない一番の理由は、「やりたくないから」です。しかしあまりにやる気が起きない時は、やりたいことですら出来ない状態になりませんか?

やろうという気持ちはあるのに出来ない時の原因を3パターンご紹介します。

やるべきことを抱えすぎている

自分がやるべき事・やりたい事の量が、単純に自分の容量や限界を超えている場合があります。あれもこれもと考えすぎて、結局どれに対してもやる気が起きなくなっているパターンです。

体が疲れすぎている

仕事や育児など、何らかの理由で体が疲れすぎている場合があります。やる気が起きないのではなく、体が悲鳴を上げているパターンです。

体を壊しては元も子もありませんので、まずは体調を整えてからやるべき事・やりたい事に臨みましょう。

体の疲れを無視して物事をこなそうとした結果、重篤な体調不良や病気に見舞われてしまうこともあります。そうなる前に「体が疲れているのではないか?」と自問してみて下さい。

心が疲れすぎている

精神的に限界に達しているため、何も手につかないことがあります。目に見えない疲労で、やる気が出ないパターンです。

体と心が両方疲弊していればまだ分かりやすいのですが、体は健康なのに心が疲弊している場合もあります。体が健康な時は「元気だから」といって更に自分の精神を追い詰めてしまうことがあるので、特に注意です。

心の疲れはうつ病などに発展する場合もあります。やる気が出ないだけでなく、朝起きるのがつらい・出勤しようとするとひどく気分が落ち込む・仕事に取り掛かろうとするだけで涙が出る…などの症状が出る場合は、一度心療内科を受診することをおすすめします。

家事のやる気が起きないとき

掃除・洗濯・買物・炊事…などなど、人が生活を営む限り、家事仕事は永久にでき続けて終わりがありません。やらないで放っておくとどんどん溜まってしまいます。

まずは家事のやる気を起こすコツを4点ご紹介しましょう。

目に付いたものから取りかかる

どれから先にやるか順番を考えたり、効率よくこなす方法など考えていると何もできません。特に小さなお子さんと一緒に過ごしている方は、片付けた先からまた新しい家事が増えてしまう場合があります。

まずは、目についた家事から取り掛かるようにしましょう。

「とりあえずこれだけ」をやる

目についた先に、大量の洗濯物や平置きした本、ごみが散らかっていたら…「これを全部片付けなければいけないのか」と思って、やる気が削がれていきませんか?

一気に全部片付けようとして、やる気が出ない。それなら、せめてこれだけは…と思って家事にとりかかりましょう。

部屋のあちこちにゴミや片付けるものが散らばっているなら、「テーブルの上だけ」片付けると決める。家中に掃除機をかけるのが大変なら、「今日はこの部屋だけ」にする。

洗い物の食器が溜まっているなら、ひとまずコップだけ洗う。取り込んだ洗濯物が積み重なっているなら、とりあえず下着だけしまう。

こう思って取り掛かると、不思議なことに最初の目標以上まで到達することができます。

本を読む・人の意見を参考にする

大量の家事に頭を悩ませているのは、世界であなた一人ではありません。そして悩んでいる人がいれば、対処法や解決策を編み出している人も必ず存在します。

今は片付けや家事を楽にする方法などを紹介した書籍がたくさん出ています。いちいち本なんて買っていられない…という方は、図書館にも置いてあったりしますよ。

片付けられない方へ特におすすめの書籍は「人生がときめく片づけの魔法(近藤 麻理恵・著)」です。こちらでは“ときめき”によって物を片付けるという、驚きの価値観が紹介されています。

ただ片付けるだけが目的ではなく、片付けることによってこれからの人生も晴れてくるという、まさにタイトル通りの内容です。断捨離に憧れるけどハードルが高い…という方はぜひ。活字が苦手な方は、漫画版も出ていますのでそちらを手に取ってみて下さいね。

また、友人・知人・家族や親戚などにコツを聞いたり、インターネット上で調べてみるのもいいです。一人で抱えているから苦しいこともあります。使える情報をどんどん手に入れましょう。

ただし手に入る情報には思い込みや嘘の情報もあったりしますので、きちんと自分で選択することが大事です。また、自分に合わない方法を無理にやるのもよくありません。

やっていて楽しくなったり気持ちがラクになったりする、自分に合った家事のコツを選び取り、実践していきましょう。

ご褒美を用意する

何の理由もなく好きなお菓子を食べたり、映画やドラマを見たりするくらいなら、それらを家事のご褒美にしましょう。何かをやったあかつきに自分の望むものが手に入るのは嬉しいものです。

家事は仕事と違い、どれだけ頑張ってやろうと報酬がありません。ないのなら、自分で自分を喜ばせるための報酬を作ってしまいましょう。

ただしこれは、“家事を全うするまでご褒美を自分に与えない”という強い心がないとできません。まあいいか…とすぐご褒美に手を伸ばしてしまう方には向いていません。

そういう方は「これが終わったらお菓子を買いに行こう」など、終わってからご褒美を用意する方法がいいかも知れませんね。

仕事のやる気が起きないとき

家事のやる気が起きないのも自分や家族に迷惑がかかりますが、仕事のやる気が起きないのはさらに多くの人々に迷惑をかけてしまいます。こちらも4点のコツをご紹介しましょう。

抱えている仕事を書き出す

頭の中だけで仕事を管理するのは限界があります。また「忘れてた!」などのうっかりミスも生んでしまいます。

まずは今自分が抱えている仕事を全て書き出しましょう。自分が読めればいいので、コピー用紙や手帳の空白部分などにざっと書いていきます。

優先順位を考えながら書いていると時間がかかってしまうので、思いついた順にどんどん書き出していって大丈夫です。整理は後でやります。

文字を書くのが苦手な場合は、パソコンのテキストエディターや携帯端末のメモ帳などに打ち込んでいきましょう。全部書き出したつもりが忘れていることもあるので、思い出したらすぐ書き足せるような癖をつけていくと良いです。

〆切の早いものからやる

今抱えている仕事を全て書き出したら、一番優先順位が高いことを見つけ出します。まずは〆切が迫っているものから取り掛かりましょう。

書き出した仕事に番号をふったり、番号順に書き直したりしたものを見えやすい場所に貼っておくと管理がしやすいです。パソコンで打ち込んだ場合は、デスクトップなどの開きやすい場所へ保存しましょう。

〆切がはっきりしないものは、人が関わっていることであればその相手に「何日に出来ていればいいか」を確認します。〆切を曖昧にしていると、それぞれの認識が違っていてトラブルに発展することがあります。

それでも相手が「いつでもいい」と言った場合は、自分でこのくらいまでには完成させたいと思う期日を決めておきます。

人を信頼する・相談する

書き出した仕事が、必ずしも全て自分がやらなければならない事ではない場合もあります。誰かに任せても良い仕事は、人を頼ることも大事です。ただし、本当は自分にできる余裕があるにも関わらず、同僚や部下に押し付けてはいけません。

あなたに上司がいる場合も部下がいる場合も、あるいはどちらも存在する中間管理職だったとしても、仕事を円滑に進める上で最も大切なものは“信頼”です。

もしあなたに部下がいた場合…自分の仕事に費やす時間が足りないのは、部下の面倒を見すぎているからということもあります。部下を信頼できず口出ししすぎたり、必要以上の手助けをすれば、部下が育たないばかりかあなたの時間までどんどん奪われていきます。

これだけは必ず守らねばならないという規準を示し、部下を信頼して仕事を渡しましょう。部下が至らない仕事をした場合、それはあなたの示した規準があやふやであったという事です。

上司に対しても同じく、信頼することが大事です。懐疑的に見ていれば、上司から正しい規準を得ることができません。仕事をする前に、上司は何を求めているのか・絶対にやってはいけないことは何なのかをきちんと把握しましょう。

仕事のやる気を一番なくさせるのは、まず対人関係。そして、対人関係によって起こるミスを何度も修正する時間です。

「どうせあの部下は失敗する」「どうせあの上司は文句を言ってくる」などと考えていると、仕事はますます嫌になりやる気がどんどんなくなっていきます。一緒に働く人々を信頼し、きちんとした規準を与えたり与えられたりして、無駄なミスを修正する時間をなくしていきましょう。

上司や部下に直接掛け合っても改善されない場合、別の立場の人へ相談することも大事です。社内だけでなく、同業他社の人にもアドバイスをお願いしてみましょう。全然ちがう職種の人に相談したのに、突然に解決策が見つかる時もあります。

全て独りでやらなければ、と自分を追い詰めてはいけません。自分でできる事はきちんと自分でやりつつ、適度に人を頼ることが大事です。

やりたいことから手をつける

仕事を書き出しても、〆切の早いものからやろうとしても、どうしてもやる気が起きない時もあります。そんな時は、自分が得意であったり好きであったりする仕事からやってしまいましょう。

外出の必要がある仕事を持っている時、外に出ることが好きならそちらを優先してしまいましょう。事務作業が得意であれば、文書の作成や請求書の印刷・領収書の整理などを済ませてしまいます。

何ひとつできないくらいなら、ひとつくらい出来ていた方がマシです。得意なことや好きなことの方が比較的取りかかりやすいので、悩むよりやり始めてしまいましょう。

しかし、やりたいことを優先させるのは「その勢いで苦手なことも済ませてしまう」ためです。いつまでたっても苦手なことを後回しにしてはいけません。

あなたはその仕事を請け負ってしまったのですから、最後までやり遂げましょう。

対人関係のやる気が起きないとき

家事や仕事に比べると、対人関係はやらなければ生活できない、というほどではありません。しかし、人生の中でとても重要な要素であることは言うまでもありません。

対人関係で悩み、人に会いたくなくなってしまった時の対処法を4点ご紹介します。

気分で決める

仕事でもプライベートでも、どこかに誘われたり参加しなくてはならない場が存在します。「理由はないけど何となく行きたくない」ということもあるでしょう。

その会合に行かなければ仕事をクビになる…という場合でない限り、「何となく行きたくない」という気分で決めても構いません。その理由をそのまま言うと角が立つ場合は、きちんとした理由を用意しましょう。

何となく行きたくない会合に無理やり行き、徐々に精神を病んだ結果その仕事から突然離れるくらいなら、「行きません」でいいのです。

友人関係であれば尚更です。誘いに乗らないからという理由で離れていくような人は、初めからあなたの友達ではありません。

会いたくないなら会わなくていい

嫌いな人はもちろんですが、好きな人でもなぜか「会いたくない」時があります。そんな時に無理に会っても、大抵ろくな事になりません。

会いたくないから会わない、でいいのです。たびたび会わないと嫌われてしまうというような人には、遅かれ早かれ価値観の違いで嫌われます。

あなたの気持ちを尊重し、それでも離れないでいてくれる人は必ずいます。仮にすべての対人関係が絶たれたとしても、あなたの価値観に合う人が必ず見つかります。

「人に関わりたい」という気持ちを持ってさえいれば。

ひとりの時間を作る

どんな気が置けないほどの親友だとしても、人といると無意識に気を遣ってしまうものです。世の中には「ある一定時間ひとりの時間がないと、体調が悪くなってしまう」という人も存在します。

最近、人と会いたくないな…と思っている方は、ひとりで楽しむ時間が足りていないのかもしれません。意識的にひとりの時間をつくったり、ひとりで楽しめる趣味を作るのも良いです。

SNSや人からの連絡に疲れている場合もあるので、携帯端末の電源を切ってどこかに遊びに行くのも良いでしょう。ただし、周囲の人が心配しない程度にしましょうね。

動物に触れる

対人関係で疲れた心を、動物とのふれあいが癒してくれる場合もあります。家で既に動物を飼っている方は、ちょっと疲れたな…という時に触れ合ってみましょう。

家で飼ってはいないという方は、動物と触れ合える場所に行ってみましょう。最近は猫カフェやドッグカフェなどが流行っていますね。

あまり触りすぎると今度は動物側がストレスに感じる場合があるので、動物といえど相手を尊重することも大事です。自分が癒されることだけを目的に、動物たちを利用してはいけません。

動物の毛などでアレルギーが出てしまう場合は、直接触れ合えない動物園や水族館などでぼうっと眺めているだけでも息抜きになります。言葉を介しての交流がない存在との接触も、時には必要です。

対人関係にやる気が出ない理由は、自分自身の電池切れであることが多いです。自分の容量を超えるような人付き合いをやめ、ひとりの時間や動物との触れ合いで充電すれば、また人に会いたくなりますよ。

「やる気がない」は本当に必要なことを見つけるサイン

ここまでご紹介したやる気が起きるコツを実践しても解決しない、心身の疲労がたまる一方で何も手につかない…そんな時は、そもそも「その環境が合っていない」のかも知れません。

やりたくもない事や一緒にいたくもない人を我慢している内に、取り返しがつかないくらい心身を壊してしまう人が沢山います。人生は一度きり。そんな事になってしまう前に、環境そのものを変えるのも一つの手です。

やる気が起きないことがきっかけで、昔からやりたかった夢に気づけたり、新しい人間関係に出会えたり、人生が好転した人たちもいます。やる気がない、は自分がダメだというアラートではなく、本当に必要なことを見つけるためのサインなのです。

いま目の前にある大事なこと、自分に一番必要なことをぜひ見つけてください。それができない人は、「やる気がなくてどうしよう」と悩むことすらありません。

悩んだあなたは、そのサインを得たのです。きっと、先に進めます。

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